「自分の」仕事
制作活動はあくまでも<手段>の一つであって それ自体を<目的>とはしていません だから作業の際に注意を払う事は「やらされていないか」ということ 作業に作り手個人の想いが入ってくると 自分の道具 自分の場所 自分の時間 そして自分の考え が顔をのぞかせます...
idea
古布で作られたポーチ 小さいものには刺繍が入っています これは「ファスナーを納得がいくようにつけられなかったから」 と 作り手が自分のアイデアで施された物 こんなものこそ大事にしたい ずっと使っていきたい 作り手の性格や息づかいが垣間見えるような作品たちです
cup holder
寒くなると温かい飲み物が恋しくなります。 せっかくですから紙コップで飲むときの味気なさも解決したいものです。 作り手は70代の男性。もちろん革細工は初めてでしたが持ち前の几帳面さを随所に発揮されます。 もともとは「足のリハビリがしたい」とご利用になられたのですが・・・...
door stopper
80代男性が作られるドアストッパー。 頼まれた仕事を最後まで。 きっと働いている時は頼りにされたんだろう事が伝わってきます。 一結び 一結び 一緒に頑張りましょう
必要最低限
針仕事の宿題を持ち帰られるようになった作り手の為に 糸通しだけを何本もしておいてくれるお孫さんがいらっしゃいます 「針仕事」ができなくなった訳ではなくて 「針に糸を通すこと」が難しくなっていただけ こんなにもシンプルで血の通った援助の在り方 どこに どれだけ どのように...
leather tray
「私は他の人より身体も不自由じゃないけどみんなと同じように過ごしていていいの?」 デイサービスという性質上「集団」を尊重し「個人」の活動を遠慮させてしまう空気になっていたのかもしれません。 今の自分にできることがあるんじゃないか? 一人の作り手の持て余していた能力や気持ち。...
展示会とその後
展示会では作品のお買い上げと共に作り手へのメッセージのお願いをしています。 作る喜び 買ってもらう喜び そして認められ称賛される喜び を作り手に感じてほしいからです。 展示会後それぞれのメッセージカードをアルバムにして作り手の元に届けさせていただきました。...
背景
仕上げの為にご自宅に持ち帰られた作品をこうして風呂敷に包んで持参して下さいます。 こんな美しい一片が見れるのもこの活動を始めたからこそ。 物を大事にする 相手を思いやる そんな気持ちが当たり前に溢れています。 こんな素敵な工程があるから...
macrame light
デイのフロアに吊るした見本を見た日から、作り手の挑戦はスタートしました。 「これかっこいい」「やってみたい」と口にされた彼女は馴染みのない作業にも根気強く取り組まれ。彼女が使う言葉で作られた説明書をしっかりと確認しながら。...
broom
暮らしの知恵がたくさん詰まった80代男性が作る箒。 デイサービスにも色々な知恵を貸してくださいます。 展示会では自らお客さんに説明する姿が印象的でした。 まだまだ現役。 若い世代に伝えることがあるんです。