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バランス


作品と福祉のバランス

あまりあるチカラとカタチ展

その多くの作り手から

選ばれて初めての個展

作品のその背景に惹かれる事は勿論あっても

それは作品の素晴らしさが成立した上でしかありません

ウミエギャラリーの伊東さんがまさに拘っていたのはココで

彼女の口から先に背景が語られる事はありませんでした。

それでもそんなことはお構いなしに

五郎さんの絵は相変わらず優しかったし

何も聞かずに涙を浮かべる方や

「可愛い」「素敵」とキャーキャー言われる女子達がいた事は

紛れもない五郎さんの作品の持つ力そのものに他ならないのです。

「高齢者が作った」「障がいがある」

そんなことを感じさせずに見る真っ直ぐな作品は

きっと真っ直ぐに響くはずなんです。

関係者はいつまでもその言葉を免罪符として使っちゃあいけない。

作業選択や魅せる環境、協力してくれる仲間

可能性は無限にあるはずなんです。

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