みんなちがってみんないい
とは金子みすずさんの有名な詩の一節ですが
僕が作り手と作業のコーディネートをする時にも必ず頭の片隅においています。
作業はミシン、刺し子、刺繍、編み物、マクラメ編み、革細工、木工 ・・・
素材は布、石、端切れ、ロープ、流木、革 ・・・
出来る限り多岐にわたった方がいいと感じています。
同じ作業が重なると
「あの人は私より若いから」 「私の病気は・・・」 と
急に「できない理由」探しが顔を覗かせます。
そうはなってほしくないから
お一人お一人の個性が活きる作業を考えていく必要があるのだと思います。
そうすることで
「あなたの刺繍は上手ね」 「私はミシンができないからあなたもすごいのよ」
と出来栄えを比べることなく純粋にお互いの活動を尊敬できる環境が作られていくのです。